壁構造とラーメン構造
昭和区のマンションリノベーションS様邸、解体が完了してスケルトンになりましたー。
着々と工事が進んでいます。
ところで、マンションには大きく分けてラーメン構造と壁式構造があるのはご存知でしょうか。
「ラーメン構造」は柱と梁で躯体を支えるタイプ。
室内の間仕切り壁は木でできていて、建物自体の構造には関係ないので壊して取り去ることができます。
解体するとこんな感じ。
なので、内部は自由な間取りに変更できます。
一方、「壁式構造」は柱や梁を使わないで、壁で躯体にかかる力を支えるタイプ。エレベーターのない低層のマンションに多いです。
今回のS様邸はコチラ。
なので、解体後に室内にコンクリートの壁がでてきました。
この壁は壊すことはできないため、リノベーションの際は壁を残したままのプランが必要になります。
図面の赤色で示した部分がコンクリートの耐力壁です。
壁式構造だと壊せない壁があるために、リノベーション目的で物件を探している方には敬遠される傾向がありますが、アイデア次第でいろいろなプランができますよ。
今回のS様邸もけっこう思い切ったプランになりました。
防音室と寝室の間に分厚いコンクリート壁があるので、音も伝わりにくいですしね。
それに、壁式構造は頑丈だと言われています。
自分の希望のプランが叶えられそうなら、頑丈な壁構造のマンションを選ぶのもアリです。
購入前に設計士に相談してみましょう!
ということで、めずらしくまじめなブログでした。